<南三陸>災害時の支援物資輸送で協定

宮城県南三陸町は2日、災害時の物資緊急輸送に関する協定を南三陸流通グループと結んだ。グループ各社は支援物資を自社の倉庫に保管し、災害発生時はトラックで避難所に配布する。
同グループには町内の運送、水産加工、燃料供給の14事業所が加わる。協定に基づき車両55台を登録する。倉庫は7カ所を提供し、緊急車両用にガソリンを最大70キロリットル用意する。
町役場であった締結式で佐藤仁町長は「地元企業の協力は大変心強い。町外での災害時にもぜひ応援に向かってほしい」と話した。
山藤運輸の佐藤克哉常務は「長距離運送や冷蔵対応など各社の得意分野に合わせて対応したい。地元なので道が寸断されても裏道が分かる」と述べた。
協定は同グループが町に申し出た。小野寺邦夫代表は「災害に強いまちづくりに貢献したい」と意欲を見せた。
町によると東日本大震災時、町内で大量の支援物資を保管する場所が十分確保できず、避難所に行き渡らないなどの課題が残った。