浸水区域見直し 想定は「1000年に一度」

宮城県は「1000年に1度」規模の豪雨を想定し、県管理の32河川で洪水浸水想定区域の見直しを進めている。近年の「ゲリラ豪雨」や宮城豪雨による2015年の水防法改正で、「100年に1度」だった想定規模の引き上げに伴う措置。最大降雨量を従来の2倍程度に設定し、来年度中にも全河川の見直しと区域指定を完了させる予定だ。
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今月、新たな想定区域が指定されたのは、七北田川(仙台市)、迫川(栗原市、登米市)、白石川(白石市、柴田町など)の3流域を含む16河川。洪水による浸水範囲を図で表し、浸水の深さと継続時間を盛り込んだ。氾濫で家屋倒壊の恐れがある区域も示した。
七北田川は24時間の最大降雨量を351ミリと想定してきたが、549ミリに変更。白石川は2日間の最大降雨量として282ミリから465ミリに、迫川も同じく291ミリから462ミリにそれぞれ引き上げた。
3流域での浸水区域は321平方キロから336平方キロに拡大。白石川では18平方キロから2倍超の38平方キロに膨らんだ。浸水時間は迫川流域で最大4週間続き、七北田川、白石川の両流域は1~3日を見込む。
想定区域は県河川課のホームページで公表されており、区域図を基に流域自治体はハザードマップを策定する。同課は「避難場所の見直しに役立つと思う。浸水時間が長引く区域は、取り残される恐れがある高い建物より、遠くに離れる避難を勧めたい」と話す。