海岸林復活へ種まき 名取再生の会などがクロマツ4.6万粒

東日本大震災の津波で失われたクロマツ林の復活に取り組む「名取市海岸林再生の会」などが26日、今年の種まきを実施した。2020年までに苗木約50万本を沿岸部の約100ヘクタールに植えるプロジェクトの一環。今回が最後の種まきで、芽吹いたクロマツは2年後に植えられる。
再生の会のメンバーら27人が参加。ポットに培養土を詰め、県林業技術総合センターから買った県産クロマツの種約4万6000粒をまいた。10日ほどで芽が出るという。
メンバーの一人、同市の農業桜井勝征さん(76)は「種まきも終わり、プロジェクトは少しずつ完了に近づいている。震災前にあった何百年とたった松林のように育ってほしい」と願った。
再生の会は12年以降、海岸から約1.4キロ内陸にある被災した畑地でクロマツの苗木を育ててきた。2年生が沿岸部に植えられており、今年も5月19日に植樹祭が開かれる。