<東北経済>主要企業「景気拡大」急増67.1%

東北の主要企業の67.1%が景気が拡大局面にあると認識していることが8日、河北新報社のアンケートで分かった。世界経済の持ち直しにけん引されて輸出が好調を維持するなど先行きへの期待感が高まり、前年より30ポイント近く増えた。
景気の現状認識はグラフ(上)の通り。「拡大」「緩やかに拡大」と回答した企業は計67.1%で、前年調査に比べて27.8ポイントの大幅な上昇となった。「緩やかに後退」は5.4ポイント減の4.7%、「後退」は2.2ポイント減のゼロとなった。
自社の半年前の業況との比較は、「やや改善」が前年より6.8ポイント増の25.9%、「改善」も1.3ポイント増の3.5%。「やや悪化」は13.1ポイント減の9.4%で、「横ばい」は3.5ポイント増の54.1%だった。
2018年度の損益見通しはグラフ(下)の通り。「増益」「増益基調で横ばい」と回答した企業は計50.6%で、17年度の見通しを聞いた前年と変わらなかった。「減益」「減益基調で横ばい」「大幅な減益」は計37.7%で2.9ポイント増加した。
業種別で増益と増益基調の割合が高かったのは製造の83.4%。百貨店・スーパーが80.0%、運輸が75.0%で続いた。減益や減益基調の割合は、マイナス金利政策の影響を受ける信用金庫が全社、銀行が87.5%に上った。次いで建設・住宅が71.4%だった。
18年3月期が中心の17年度決算の見通しは、「大幅な減益」「減益」「減益基調で横ばい」と回答した企業が計52.9%で、前年に比べ3.3ポイント減った。「大幅な増益」「増益」「増益基調で横ばい」は計43.5%で、5.3ポイント増えた。
業種別で減益や減益基調と回答した割合は、信用金庫が全社、銀行が91.7%を占めた。運輸は75.0%、建設・住宅は71.4%。増益や増益基調は製造が92.3%、専門店・小売りが77.7%、総合・専門商社が50.1%の順となった。
アンケートは、東北の上場企業など126社を対象に2月中旬~3月下旬に郵送で実施。89社(70.6%)から回答を得た。