<東北工大>八木山の坂ブランド化 起伏逆手に魅力アピール 30日まで地域マップ10点展示

仙台市太白区役所と区内にキャンパスがある東北工大は、八木山地区の魅力再発見をテーマにした地域マップの展示会を、同大一番町ロビー(青葉区)で開催している。坂道が多い地区の特徴を生かし、景観スポットとしてのネーミングや緑地の活用など、学生の柔軟な発想で新たなまちづくりを提案している。
10点のマップは昨年9月~今年1月、太白区と同大が共催した「地域の魅力創出のためのまちづくり実践学」を受講した学生が作成。約60人が10チームに分かれて地区を歩き、区の担当者や商店会関係者らと話し合いを重ねてまとめた。
実践学に合わせ、地区に多数ある「名無し坂」の名称付けプロジェクトを企画し、マップで紹介。「仙台湾と緑、起伏に富んだ風景こそ八木山の魅力の一つ」と指摘し、移動に不便な坂道にも愛着が持てるよう、住民の参画で新たな名前を付ける計画を披露した。
ほかにも、学生が描いた地区内にある印象的な建築物のデッサン画や公共施設、店舗の新設要望、集いの場となるシェアハウスやフリースペースなどのアイデアも盛り込まれている。
八木山地区は住民の高齢化や若年世帯の減少など課題を抱える。講座を担当する同大工学部建築学科の不破正仁講師は「見方一つで『坂』という障害を地域ブランドに変えることもできる」と説明。「本年度も実践学を継続開催し、学生の視点を生かして魅力を再発見したい」と話す。
展示は30日まで。午前10時~午後7時(最終日は午後6時)。入場無料。連絡先は同大一番町ロビー022(723)0538。