マツコ、弘中アナ、石橋貴明…視聴者の満足度が高い月曜深夜バラエティー

多くの社会人にとっては、週の始まりである月曜日。一週間を乗り切ることを考えれば、夜更かしは…というところだが、テレビの世界では月曜の深夜バラエティーが元気だ。

“老舗”格なのが「月曜から夜ふかし」(日本テレビ、毎週月曜午後11時59分)。この番組は関ジャニ∞の村上信五とマツコ・デラックスがMCを務め、“さまざまな件”について検証していくバラエティー。2012年の開始から長く支持されている。

MC二人の掛け合いの面白さはもちろんだが、“株主優待で暮らす桐谷さん”や“活舌の悪いフェフ姉さん”など、一般のちょっと変わったキャラクターを発掘し、編集とナレーションで巧みにツッコんでいくVTRの面白さが人気の秘密。データニュース社(東京)が行っているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(対象2400人)の満足度調査によると、昨年の年間平均満足度は3・74(5段階評価)と高満足度の基準3・7を超え、開始の12年以降一度も平均3・7を下回っていない。

その深夜バラエティーの“ベテラン”を上回る高満足度を記録しているのが、昨年スタートした「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日、毎週月曜午後11時15分)。この番組はオードリーの若林正恭がMCを務め、貴重な体験をした人=“激レアさん”をゲストに呼び、どんな“激レア”体験なのかを探っていくというトークバラエティー。満足度は11時台にレギュラー放送がスタートした17年10月2日放送の初回から3・75と高満足度超えで、今月18日放送分までの平均は3・96と「夜ふかし」を超える高満足度を記録している。

人気の秘密は番組の進行を担当しているテレビ朝日の弘中綾香アナの存在。視聴者の感想をみると「弘中アナの生き生きとした発言が面白い」(24歳男性)、「弘中アナと若林のトークが絶妙」(50歳男性)、「弘中アナが毒舌でかわいい。そして手作りの模型もいい」(48歳男性)など、弘中アナへの称賛の声が多く寄せられている。臆することなく発言する姿勢と、自らが作った模型やフリップを使って番組を進行させていくという、アナウンサーらしくない仕事ぶりから彼女の人柄の良さが見え、その好感度の高さが番組の高い満足度につながっているようだ。

この2番組に負けない勢いなのが4月スタートの新参番組「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ、毎週月曜午後11時)。この番組はちょっと昔の流行や風俗についてゲストとともに深く語りあう“大人のノスタルジーを刺激する”がテーマのトーク番組。「80年代テレビ業界」や「昭和のオンナ」など、かなりターゲットを絞ったテーマも魅力的だが、工藤静香や江夏豊、爆笑問題の太田光など、他の番組では見られない珍しい豪華ゲストや、MC石橋貴明との共演も魅力の一つだ。

満足度は初回から3・90と高く、柳沢慎吾をゲストに「俺がビビった!大物芸能人」をテーマにした回では最高の4・00を記録した。視聴者数を示す“接触数”では上記の2番組には及ばないが、“刺さる”視聴者にはたまらない番組で、これから多くの視聴者を巻き込んでいけるかが長寿へのカギとなるだろう。

楽しみな週末までは“距離が長い”月曜の夜だが、それでも思わず見てしまう。夏の夜も誘惑は断ち切れそうもない。