日本2-3で逆転負け「超サイヤ人になった」西野ジャパンの大健闘に世界が称賛

激闘の末、西野朗監督率いる日本代表のW杯が日本時間3日午前5時、終わった。

日本が先手をとり、FIFAランク3位で優勝候補でもあるベルギーを最後まで苦しめたが、試合終了間際の失点で初の8強を惜しくも逃した。

前半からベルギーの激しい攻めに、防戦一方だった日本。ロベルト・マルティネス監督率いるベルギーはここ22戦無敗で、その強さは本物だった。

「超サイア人」になった?原口(C)朝日新聞社 © Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 「超サイア人」になった?原口(C)朝日新聞社

しかし、日本は前半を無失点で切り抜けると、48分にショートカウンターでMF柴崎からボールを受けたMF原口が右足でゴールを決め、先制。さらに52分にはゴール正面のMF香川からパスを受けたMF乾が無回転のミドルシュートで2点目を決めた。

これに驚いたのが世界のサッカーファンだ。ツイッターでは、「日本が超サイヤ人になった」といった投稿が続出。超サイヤ人とは、世界的に人気の漫画『ドラゴンボール』の主人公である孫悟空が、フリーザとの戦いで劣勢となるなか、親友のクリリンの死をきっかけに黒髪から伝説の金髪の戦士に変化してパワーアップした姿のことだ。

そもそも今大会の直前には、DF長友が髪を金色に染めていて、報道陣にその理由を「超サイヤ人を目指してやった」と語っていた。長友の言葉通り、ベルギーという最強の相手を前に覚醒した日本チームに、世界のサッカーファンが称賛を送った。

だが、「赤い悪魔」も負けてはいなかった。同24分にベルギーのDFフェルトンゲンのヘディングシュートで1点を返すと同29分にはMFフェライニがヘッドで同点ゴールを決めた。

最後は後半ロスタイムにベルギーのカウンターからMFシャドリに決勝ゴールを叩き込まれた。

試合後のインタビューで西野監督は、悔しさをにじませながら「(世界との差は)わずかだと思います」と語った。

一方、MF長谷部は言葉に詰まりながら、「整理する時間が必要だと思う。2点先行しながら負けているのは、自分たちの力不足だと思う。少し言葉を選ぶのが難しい」と唇をかんだ。

FW大迫も「本当に悔しいし、リードしてからの試合運びが良くなかった…」と目を赤くした。ゴールを決めた原口は「悔しい。もっとこのチームで前に進みたかったです」、MF香川は「これがサッカー。差が最後に出た。(敗北を)受け止めるしかない。次につなげていきたい」と語った。

しかし、結果は敗北となったが、世界トップクラスと互角の戦いぶりを見せたサムライブルー。次のW杯が楽しみになってきた。(AERA dot.編集部・西岡千史、森下香枝)