<国民栄誉賞>羽生結弦選手「希望を抱けるきっかけに」 個人最年少23歳で受賞

2月の平昌(ピョンチャン)冬季五輪フィギュアスケートで66年ぶりの男子連覇を果たした仙台市出身の羽生結弦選手(23)=ANA、宮城・東北高出=の国民栄誉賞授与式が2日午前、官邸であった。
羽生選手は安倍晋三首相から表彰状と盾を受け取った。安倍首相は「歴史に残る快挙を成し遂げ、東日本大震災からの復興へ力強いメッセージとなった」とたたえた。羽生選手は「この賞は自分だけでは取れなかった。賞をいただいたことで少しでも(東日本大震災の被災地の人々が)希望を抱けるきっかけになればいい。これからも国民の期待とともに進みたい」と話した。
23歳での受賞は個人で史上最年少。宮城県出身でも初めてで、スケート界、冬季五輪選手としても初の受賞となった。五輪金メダリストでは、2016年リオデジャネイロ大会で女子個人競技で初めて4連覇を成し遂げたレスリングの伊調馨選手(34)=ALSOK、青森県八戸市出身=に贈られて以来の栄誉に輝いた。
羽生選手は14年ソチ大会でフィギュア日本男子初の頂点に立った。昨年11月に右足首を負傷。復帰戦となった平昌五輪ではフリーで4度の4回転ジャンプを飛ぶ完璧な演技で連覇した。
羽生選手は11年、仙台市のリンクで練習中に東日本大震災が発生して避難生活を経験。苦難を乗り越えた偉業が国民に感動を届けたことも評価された。
国民栄誉賞は1977年創設。スポーツや文化などの分野で功績のあった25人と1団体が受賞している。