東北楽天日本一セール 仙台は人、人、人

仙台市内の百貨店などで4日始まったプロ野球東北楽天の日本一記念セール。青葉区の中心商店街には、日本シリーズを制した前夜の興奮がさめない買い物客がどっと詰め掛けた。街のあちこちから響く応援歌。東北楽天のユニホーム姿の店員や家族連れ。3連休最終日の仙台は終日、日本一の祝福ムードに包まれた。
 仙台三越では開店前に約1000人が行列をつくった。同店は昨年の同時期に巨人の日本一セールを実施したが、初日の売り上げと来店客数はともに2.5倍に上った。初日限定のお楽しみ袋約3000個はほとんどが売り切れになった。
 広報担当者は「やはり地元のチームが優勝すると人出も段違いに多い」と笑顔をみせた。
 ほかの百貨店や大型商業施設も通常の休日に比べて盛況だった。さくら野百貨店仙台店が売り上げが1.5倍、仙台パルコは来店客数が1.4倍だった。両店ともに「これから本格化する冬物商戦に弾みがついた」と話す。
 藤崎も昨年11月の休日に比べて2倍以上の人出だった。限定1個の勝ち星をイメージした星形のダイヤモンド(77万円)が午前中に売れた。チームカラーのクリムゾンレッドをイメージしたルビーにダイヤモンドをあしらった1001万円の指輪もあり、同店では「セール期間中にぜひ売りたい」と期待を寄せる。
 百貨店を訪れた仙台市青葉区の古山正三郎さん(81)は「第7戦はテレビで応援した。街も店も活気づくのはいいこと」と話した。
 宮城県外からの買い物客も目立った。福島県新地町の公務員山田裕貴子さん(36)は「家族みんなが大ファン。仙台はセールで盛り上がるはずと、朝早くやってきた」とレプリカユニホーム姿の娘、小学4年李虹(りこ)さん(9)の手を引いていた。
 一番町四丁目商店街振興組合の浅野久太副理事長は「アベノミクスの効果がいまひとつの中、このところ商店街の人出は落ち着き気味。楽天の日本一が、人々を呼び込むきっかけになればいい」と話した。