「バカッコイイ動画」話題に 龍神中3年生有志が制作

和歌山県田辺市龍神村安井の龍神中学校3年生有志が制作した「バカッコイイ動画」が、インターネットの動画サイトで公開されるなどして話題になっている。 バカッコイイとは「くだらないけれど、成功するとかっこいい」といった意味の造語。動画には、1個のサッカーボールを2人同時に蹴ってボレーシュートを決 めるなどの場面が収録されている。動画サイトの視聴回数は2200回を超えた。取り組んだ生徒たちは「楽しんでもらえてうれしい」と話している。

バカッコイイ動画は若者を中心に近年盛んに作られ、学校での出来事などを題材にしたさまざまな動画がインターネットの投稿サイトで公開されている。

今回の動画は、昨年12月下旬にあった同校の文化祭で披露するために制作された。文化祭では毎年、3年生が有志のグループをつくってダンスやバンド演奏な どを発表している。動画制作もその一つで、5年ほど前から恒例になっており、一昨年度の3年生もバカッコイイ動画を制作した。

今回の動画制作には3年生男子8人が参加した。自分たちでアイデアを出し合ったり、動画サイトにすでに投稿されている動画を参考にしたりして、主に放課後の時間を使って撮影した。

前を向いたまま後ろにある筆箱に消しゴムを投げ入れたり、人が持って歩いているごみ箱に遠くからペットボトルを投げ入れたりといった約20種類の動画を収 めた。成功した場面を見せるだけでなく、生徒がコミカルな表情を見せたり、最後に失敗の場面を集めた「NG集」を収録したりして笑いの要素も盛り込んでい る。動画の編集作業はメンバーの一人、山本成斗君が担当した。

文化祭では全校生徒や保護者、地域住民らに披露し、会場は大いに盛り上がった。インターネットの動画サイト「ユーチューブ」にも投稿されて話題がさらに広まった。

有志代表を務めた五味良幸君(15)は「みんなから面白いと言ってもらえてうれしい。難しい場面もあったけれど、動画を作っている時も楽しかった。中学校生活の良い思い出になった」と話した。

後伸夫校長は「自分たちで目標を決めて実現する力がつき、自信につながったのではないか。生徒の創造力が感じられる素晴らしい作品」と話した。