求人倍率、1.24倍に改善=高水準続く

厚生労働省が30日発表した9月の全国の有効求人倍率(季節調整値) は、前月比0.01ポイント上昇の1.24倍となり、1992年1月以来23年8カ月ぶりの高水準になった。改善は3カ月連続。また総務省が発表した労働 力調査(同)によると、9月の完全失業率は前月から横ばいの3.4%だった。

有効求人倍率は、求職者1人当たりに企業から何件の求人があったかを示す。厚労省は改善の理由について「景気回復により高水準の求人が維持されている」(雇用政策課)ためと説明。正社員だけの有効求人倍率は、前月比0.01ポイント上昇の0.77倍だった。

都道府県別では、最高が東京都の1.83倍、最低が鹿児島県の0.86倍だった。業種別の新規求人数は、訪日外国人観光客の増加を受け、卸売・小売業や宿泊・飲食サービス業で大きく伸びた。医療・福祉でも高水準が続いている。

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Posted by takahashi