2017年の「新語・流行語大賞」ノミネート発表

「2017ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた30語が9日、同賞事務局から発表され、男性秘書に対する暴言・暴行が報じられ、傷害と暴行の疑いで書類送検された豊田真由子前衆院議員(43)の「ちーがーうーだーろー!」が候補に入った。

豊田氏は5月、当時政策秘書だった男性の運転中に頭や顔を複数回殴ったとされ、週刊新潮は暴行の際に録音したという音声を報道。「このハゲ~!」「ちーがーうーだーろー!」などとヒステリックに叫んでいた。

ほかにはタレント・ブルゾンちえみ(27)の「35億」や、サンシャイン池崎(36)の「空前絶後の」、今年6月に引退した加藤一二三九段(77)の愛称「ひふみん」などがランクイン。日常会話でも使われるようになった「忖度(そんたく)」「インスタ映え」なども候補となった。

事務局では「言葉そのものに、勢いがなく低調な年といえるのではないか。息の長い流行語も少なく、事象をそのまま直接的にとらえる言葉も多かった。例年と比較すると、嗜虐性、負の言葉が多い年だった」と分析。その中でも「日本で初めて10秒の壁を破った桐生祥秀選手、29連勝の藤井フィーバーは希望を与えてくれた事象であった」とした

東大名誉教授の姜尚中氏、歌人の俵万智さん、女優の室井滋、漫画家のやくみつる氏、「現代用語の基礎知識」の清水均編集長が選考委員を務め、12月1日にトップテンと年間大賞が発表される。

◆ノミネート30語は以下の通り

アウフヘーベン/インスタ映え/うつヌケ/うんこ漢字ドリル/炎上○○/AIスピーカー/9.98(10秒の壁)/共謀罪/GINZA SIX/空前絶後の/けものフレンズ/35億/Jアラート/人生100年時代/睡眠負荷/線状降水帯/忖度(そんたく)/ちーがーうーだーろー!/刀剣乱舞/働き方改革/ハンドスピナー/ひふみん/フェイクニュース/藤井フィーバー/プレミアムフライデー/ポスト真実/魔の2回生/○○ファースト/ユーチューバ-/ワンオペ育児