【歴史戦】「返事なければ、姉妹都市解消の手続きに」吉村大阪市長

米カリフォルニア州サンフランシスコ市の市有地に在米中国系民間団体が設置した慰安婦像と碑文の寄贈受け入れをサンフランシスコ市議会が全会一致で可決したことを受け、姉妹都市である大阪市の吉村洋文市長は15日、「非常に残念」と語り、サンフランシスコ市のエドウィン・M・リー市長に拒否権の発動を求める書簡を送ったことを明らかにした。2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致のため出張中のパリで記者団の取材に答えた。

吉村市長は、拒否権発動の期限の「24日までに返事がなければ、姉妹都市提携解消の手続きに入りたい」とも発言。リー市長は受け入れに前向きとされ、60年の歴史を持つ両市の姉妹都市関係は年内に解消される公算が大きくなった。