持っていると「情弱扱い」されるカード3選 オタクをカモる極悪カードも

高還元率のポイントサービスが次々と姿を消し、暗いニュースが飛び交うクレジットカード業界。まさに冬の時代とも言えるなか、カード会社が営利目的の企業である以上、支払いに関して無知だったり、広告に釣られて加入すると思わぬ落とし穴にハマったりする危険性もある。

◆リボ払い設定に個人情報流出も……アホ丸出しの情弱カード部門

カード会社が営利目的の企業である以上、支払いに関して無知だったり、広告に釣られて加入すると思わぬ落とし穴にハマったりする危険性もある。

「三井住友カード発行のガールズ&パンツァーマスターカードなどはその典型ですね」とはクレジット・デビットカードを合わせて60枚以上保有するポイ探代表の菊地崇仁氏。

「三井住友はこれ以外にもアニメやアイドルのカードを多く発行しており、ポイントで限定グッズが交換できるなど、ファンにとってはたまらない仕様ですが、どれもデフォルトの支払い方法がリボ払い。しかも上限額が少額に設定されていることがほとんどで、グッズ欲しさに使うといつの間にか借金地獄に陥る危険性が高い。かといってリボ払いを解除すると、年会費がかかるうえ、ポイントが貯まりにくくなるなど、あの手この手でオタクをカモろうとしていると批判を浴びています」

2位にランクインしたのは、所有者も多いYJカードだ。クレジットカードのお得な情報に詳しく、有名転売ブロガーである転売ヤーの日記氏によると、

「YJカードで貯まるTポイントは、提携企業に利用者データを流してもよい規約となっており、個人情報の観点から見るとオススメできません」(転売ヤーの日記氏)

3位は三菱UFJニコス発行のVIASOカード。好意的な意見が多いカードだが、転売ヤーの日記氏は語気強く否定する。

「還元率も低く、パッとしないカードなんですが、アフィリエイト報酬が高いので、ブロガーは必死に紹介するんですよ。ブロガー本人は絶対に使ってない(笑)」

ブロガーの裏の顔に注意だ。

1位 ガールズ&パンツァーマスターカード
リボ払いがデフォルトなうえ、リボを解除するとグッズが当たらない。他のゲーム系も同類

2位 YJカード
Tポイントの利用者情報は加盟店に横流しされており、個人情報目当てで加入する企業も

3位 VIASOカード
アフィリエイト報酬が高いため、低スペックだが無理やり褒めるブログが後を絶たない

ベスト タカシマヤプラチナデビットカード
LINEペイと同じく国内2%還元のデビットカード。年会費を許容できるならアリ

【菊地崇仁氏】
株式会社ポイ探代表。約230種類のポイントを扱う、ポイント交換案内サービス「ポイ探」を運営。保有クレカは60枚を超えており、メディア出演も多数

【転売ヤーの日記氏】
靴や服をメインに年数千万円以上を決済する有名転売ヤー。ブログ(http://baibaiya.blog.jp/)では狙い目の商品や買い方を紹介

― 男が持つクレジットカード選手権 ―