靖国神社でぼや 中国籍の男を建造物侵入容疑で逮捕 一緒にいた女性からも事情聴く

12日午前7時過ぎ、東京都千代田区九段北の靖国神社の神門付近で、新聞紙が燃えていると神社の関係者から110番通報があった。東京消防庁によると、火はすぐに消え、境内の建物などに被害はなく、けが人もなかった。警視庁公安部が火を付けたとみられる男女2人の身柄を確保し、建造物侵入の疑いで、中国籍の住所不詳、自称公務員、郭紹傑容疑者(50)を現行犯逮捕した。容疑を認めている。公安部は一緒にいた女性からも事情を聴いている。

 捜査関係者によると、女性も中国籍。男女はいずれも香港人だと話しているという。

 神社のホームページなどによると、神門は昭和9年に建てられた神社の正門で、中央の2つの扉に直径1・5メートルの菊花の紋章がある。平成23年には、中国籍の男が神門に放火、柱の一部が焼ける被害があった。