東京・南青山の児童相談所着工へ 港区議会で予算案可決

東京都港区議会は12日の定例会本会議で、都心の一等地の南青山に開設を予定している児童相談所の建設費などを盛り込んだ2019年度予算案を可決した。8月に着工し、21年4月の開設を目指す。建設を巡っては、一部の住民が「資産価値が下がる」などと反対していた。

 港区は、国から取得した約3200平方メートルの土地に、虐待を受けた子ども用の一時保護所を備えた児相や、養育が困難となった母子家庭の生活支援施設などが入る「子ども家庭総合支援センター」を整備する予定で、19年度予算案に6億6千万円を計上した。