離陸の地、三沢を舞う ミス・ビードル号復元機

 太平洋無着陸横断を世界で初めて達成した「ミス・ビードル号」の復元機が18日、離陸の地の青森県三沢市で、横断80周年の記念飛行を実施した。着陸地だった米国ワシントン州東ウェナッチ市の有志団体が復元。日本での公開飛行は初めて。
 実行委員会によると、ミス・ビードル号は旅客輸送用のプロペラ機を、多くの燃料を積めるようにするなど長距離飛行用に改造。米国人飛行家パングボーンら2人が1931年、約41時間をかけ太平洋を渡った。当時の三沢の住民らは滑走路の整備など、多くの協力をしたという。
 孫と4人で訪れた青森県三沢市の会社員中村俊仁さん(65)は「珍しいものを見せてもらった。プロペラの音がとても良かった」と感慨深げに話した。
 復元機は来月4日にも三沢市でフライトする。

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Posted by takahashi