「3日で5万円」は虚偽、消費者庁が企業名公表

消費者庁は24日、「初心者が3日で5万円の収益」などとする虚偽の広告で消費者に多額の費用を支払わせたとして、消費者安全法に基づき、事業者「アシスト」(東京都新宿区)の名称を公表し注意を呼びかけた。

 同庁によると、同社は2018年8月以降、SNSなどに広告を出し、自社のサイトに誘導して、ブログを開設して広告収入を得るマニュアルを5000円程度で販売。ブログへのアクセス数を増やすツールの契約を勧め、利用料として10万~120万円を支払わせたが、実際に利益を得た人はいなかった。

 19年4月までに全国の消費生活センターなどへ計171件の相談があった。同社の代表は消費者庁の調査に虚偽を認め、「2500人に対して、3億円を売り上げた」と話したという。