あおり殴打事件で同乗女 傷害ほう助で立件へ捜査

茨城県内の常磐自動車道で、あおり運転の末に運転手の男性が殴られけがをした事件で、逮捕された男と一緒にいた女について、警察が、傷害ほう助容疑での立件も視野に捜査していることがわかった。

宮崎文夫容疑者(43)は、8月10日、常磐道であおり運転をして、車を無理やり停止させたうえ、運転していた男性を殴りけがをさせた疑いが持たれている。

また事件後、指名手配された宮崎容疑者をかくまうなどした疑いで、交際相手の喜本奈津子容疑者(51)も同じく逮捕された。

事件当時、喜本容疑者は、高速道路上で宮崎容疑者による暴行の様子を携帯電話で撮影したり、被害者の車を開けようとするなどしていた。

警察は、喜本容疑者の一連の行為が、宮崎容疑者の犯行を手助けした傷害ほう助にあたる可能性もあるとみて捜査している。

一方、事件後、宮崎容疑者が東京・足立区で借りた、アメリカ製の高級車のレンタカーで移動していたこともわかり、警察は、18日に逮捕されるまでの足取りについても調べている。