石巻・RAF開幕2週間で来場者延べ10万人 きょうから網地島エリア展示開始

宮城県石巻市の牡鹿半島を主な舞台に今月3日開幕したアートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル(RAF)2019」の実行委員会は19日、同日までの来場者が延べ10万人に達したと発表した。
 20日には網地島エリアの作品展示が始まり、「ネクスト・ユートピア」をテーマに俳優浅野忠信さんら14組の計21作品が登場。さらなる集客が期待される。
 来場者数は作品を展示している六つのエリアごとに集計した。実行委によると、今回から四つのエリアに駐車場7カ所を確保。巡回バスの利用を促した前回2017年に比べ、自家用車で訪れやすくなったことが誘客につながった。
 初日のオープニングライブを今回初めて石巻市内で開催。ミスターチルドレンの桜井和寿さんらが出演し、RAF全体への関心が高まったことも奏功した。
 実行委の担当者は「序盤から多くの方に訪れてもらいうれしい。体験型イベントの予定もあるので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
 RAFは実行委と一般社団法人APバンク(東京)が主催し、宮城県や石巻市、河北新報社などが共催。9月29日まで。17年は延べ約26万人が訪れた。