仙台市が東北の食や料理を情報発信 初年度は居酒屋など20店認定

仙台市は、市内や市近郊で東北の郷土料理を食べたり食文化を体験したりすることができる店舗や施設を認定し、広く情報発信する「Delicious TOHOKU(デリシャス東北)」事業を始めた。初年度は市内の居酒屋やワイナリーなど20店を認定し、専用サイトで紹介している。
 ホヤ、カキ、はらこ飯といった宮城県の名物が味わえる専門店や創作料理店のほか、盛岡冷麺、きりたんぽ鍋、山形そばをはじめ各県の郷土料理を提供する店舗などを認定した。専用サイトに住所や定休日、席数などの基本情報を載せた。
 認定店には「Delicious TOHOKU」のロゴ入りステッカーを掲示してもらう。会員制交流サイト(SNS)、地域情報誌「せんだいタウン情報S-style」9月号でも各店の情報を発信する。
 認定店内に掲示されたQRコードを読み込み、インターネットアンケートに答えると、毎月抽選で5人に3000円相当の電子マネーが当たるキャンペーンを来年1月末まで実施する。
 20店はタウン情報の取材データから百貨店や情報誌の担当者、フードコーディネーターらの認定委員会が選んだ。今後、来年度以降の追加認定を検討する。
 市東北連携推進室は「認定店で観光情報をゲットし、現地に足を運んでもらいたい」と説明している。