高2生、3割が勉強時間ゼロ 希望進路で差、文科省調査

高校2年生の3割は宿題を除く1日の勉強時間がゼロと答えたことが30日、文部科学省の調査で分かった。卒業後に進学を希望する生徒は勉強時間を長く確保する一方、就職希望の6割近くは、休日に授業の予習や復習などを全くしていなかった。望む進路によって、学習時間に差がついている状況が浮かんだ。

文科省の担当者は「皆が前向きに勉強に取り組めるよう、授業などの改善に向けた検討を続けたい」と話している。

 2001年の特定日に生まれた子どもを毎年調査する「21世紀出生児縦断調査」の結果。高校2年生相当の昨年に、約3万人が答えた。