世界大学ランク、日本は2校だけ 上位進出は「不十分」

【ロンドン共同】英教育専門誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)は11日、今年の世界大学ランキングを発表した。日本勢は米国に次ぎ2番目に多い110校が計約1400校の最終調査対象にランク入りしたが、上位200校には東京大、京都大の2校しか含まれず、上位進出の点で「不十分な結果にとどまっている」と指摘した。

 THEは日本の大学は、評価を巡り「中国などとの競争が激化する」と分析。産官学連携の点では評価が高いものの、優れた留学生や学者を海外から引きつけるための努力が必要と助言した。92カ国の約1400校を対象に教育体制の充実度などを総合的に評価した。