世界年金指数ランキング

『世界年金指数ランキング』は「十分性(ADEQUACY)」「持続性(SUSTAINABILITY)」「健全性(INTEGRITY)」の3つを軸に40以上の項目の評価で導き出された、マーサー社の独自ランキングだ。対象となるのは37の国と地域で、AランクからEランクまで格付けされている。

第1位: オランダ
第2位: デンマーク
第3位: オーストラリア
第4位: フィンランド
第5位: スウェーデン
第6位: ノルウェー
第7位: シンガポール
第8位: ニュージーランド
第9位: カナダ
第10位: チリ
第11位: アイルランド
第12位: スイス
第13位: ドイツ
第14位: イギリス
第15位: 香港
第16位: アメリカ
第17位: マレーシア
第18位: フランス
第19位: ペルー
第20位: コロンビア
第21位: ポーランド
第22位: サウジアラビア
第23位: ブラジル
第24位: スペイン
第25位: オーストリア
第26位: 南アフリカ
第27位: イタリア
第28位: インドネシア
第29位: 韓国
第30位: 中国
第31位: 日本
第32位: インド
第33位: メキシコ
第34位: フィリピン
第35位: トルコ
第36位: アルゼンチン
第37位: タイ

というわけで、日本はDランクの31位という結果であった。特に低かったのは「持続性(サスティナビリティ)」の項目であるから、かみ砕いていうと「現状の年金制度がこのまま続くのか不透明」ということだろう。うむ、悲しいけれど……知ってた。

また、29位の韓国以下が「Dランク」となっていることから「東アジアには年金に問題を抱えている国が多い」と言えるのかもしれない。どこからどう手を付けるべきなのかわからないが、少なくとも現状維持はかなりリスキーな選択であるハズだ。

こんな世の中だから「払った分より多くくれ」とは言わないが、それでも「払った分は戻してよ」と思うのが一般的な感覚ではなかろうか? 薄々気付いてはいたが、世界的に見てもなかなか厳しい結果となった『世界年金指数ランキング2019』であった。

参照元:MELBOURNE MERCER GLOBAL PENSION INDEX(PDF)