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小学校にクマ、4時間にらみ合い 帯広駅近くで緊張走る

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1日未明、北海道帯広市の市街地でヒグマの目撃情報が相次いだ。クマはこの日午前7時ごろに市中心部の帯広小学校敷地内に入り込み、取り囲んだ警察官や地元の猟友会員らと約4時間にらみ合いになった。午前11時すぎに駆除された。同校1階のガラス窓2枚が割れる被害が出たが、けが人はなかった。(中沢滋人、長崎潤一郎)

【写真】クマが逃げ込んだ小学校の校庭の木。ハンターや警察官らが取り囲んだ=2019年12月1日午前8時、北海道帯広市の帯広小学校

■弱い個体 追われ人里に?

 帯広市と帯広署によると、最初にクマの目撃情報が寄せられたのは1日午前1時50分すぎ。帯広市西16条南31丁目の路上でクマ1頭が歩いているのを、車で通りかかった男性が見つけ、110番通報した。

 その2時間後、北へ約2キロの緑ケ丘交番付近の路上で警官が目撃。いったん見失ったが、さらにその3時間後、帯広小学校近くに現れた。警察や猟友会員らが駆けつけるなか、クマは小学校敷地内の木にのぼったまま動かず、にらみ合いが続いた。

 帯広小学校は、JR帯広駅から北西約1キロの住宅街にある。帯広市などは、市民にメールなどを出して注意喚起し、子どもたちが部活動などで外出する場合は、大人が同伴するよう求めた。また、広報車やパトカーで付近を巡回し、住民に外出を控えるように呼びかけた。帯広小周辺は、警察官により立ち入りが規制された。

 午前11時すぎに駆除されたクマは体長約1・5メートル、体重約130キロのメス。目撃場所の近くにウツベツ川が流れており、川沿いに移動してきたとみられる。

 帯広市中心部は十勝平野の中心に位置し、周囲に山はない。同市によると、住宅街でのクマの出没は、2017年12月に住宅地のはずれで目撃情報があるだけといい、「少なくとも10年間では聞いたことがない」(農村振興課)という。