25回目の「今年の漢字」 清水寺で令和最初の発表

清水寺(京都市東山区)で12月12日、「今年の漢字」の発表が行われた。主催は日本漢字能力検定協会(京都市東山区)。(烏丸経済新聞)

 「今年の漢字」はその年にあった出来事や世相からイメージする漢字とその理由を募集し、最多応募数の漢字を発表するもの。1995(平成7)年から始まり今年で25回目となる。

 「奥の院」で同寺貫主(かんす)の森清範さんが大きく「令」の文字を揮毫した。

 この字は、日本最古の歌集、万葉集から決まった「令和」を理由に挙げる人が多かったほか法令遵守や警報発令や避難命令なども理由となった。

 2位以下は「新」、「和」、「変」、「災」、「嵐」、「水」と続いた。

 今月22日からは漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)で開催中の「今年の漢字展」に加えられる。