クルーズ船の米国人40人が感染「帰国せず日本で入院」

新型コロナウイルスの感染拡大が続くクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で16日深夜、乗船していた米国人の一部がチャーター機で帰国するため下船した。米国立衛生研究所(NIH)の幹部は、同船を「(感染の)ホットスポット」と表現、乗船していた米国人の約40人が感染していたことを明らかにした。

 16日、米CBSテレビに出演したNIHのアンソニー・ファウチ国立アレルギー・感染症研究所長は「約40人が感染した。彼らはどこにも行かない。日本の病院に入院する。症状のある人は、退避する飛行機に乗れない」と話した。

 退避機で帰国した米国人は米軍基地内でまた14日間の検疫措置を受ける。「船内の感染力を見ると、ホットスポットにいるようなものだからだ」と理解を求めた。