個人的に気になること

色々なものが雑多にファイリングされています。

さやえんどうは育ちすぎるとグリーンピースになる

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これから旬を迎えるサヤエンドウ。緑色が鮮やかで、料理をおいしく見せる素材としても人気があります。店頭には、サヤエンドウだけでなく、スナップエンドウ、サトウザヤ、グリーンピースなど、エンドウ豆類がいっせいに並びます。

緑鮮やかで身が薄くて柔らかいサヤエンドウは、サヤを食べるもので、サヤにシャキシャキとした食感と甘みがあります。一方、同じエンドウ豆類でもグリーンピースはさやではなく、中の実を食べるものです。この違いは種類の違いなのでしょうか。千葉県の観光農園主、佐野卓男さんに伺いました。

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もともとはサヤエンドウとグリーンピースは同じ種

「サヤエンドウとグリーンピースは、確かに見た目も異なりますし、さやを食べるか、実を食べるかという大きな違いがあるので、全く違う種類のように思われることも少なくありません。

しかし、もともとは同じ種で、昔はさやごと食べるサヤエンドウとして若いうちに収穫し、一部をグリーンピース用に残して実を成熟させていました。今は品種改良が進んで、それぞれ専用の種を使っていますが、サヤエンドウを成熟させればグリーンピースになるわけですから、家庭菜園などで試してみるのもおもしろいですよ」(佐野さん)

これから旬まっさかり、エンドウ類

サヤエンドウは好きだけど、グリーンピースは苦手という方も少なくないようです。

「グリーンピース独特の豆の香りや食感が苦手の原因になるようです。しかし、苦手な人の話をよく聞いてみると、苦手なのはさやに入った生のグリーンピースではなくて、缶詰や冷凍食品ということが少なくないのです。今の時期だけ出回る新鮮なグリーンピースは、食感が良く甘味もあって、缶詰や冷凍食品しか知らない人は食べてびっくりします。好きな人が多いサヤエンドウもこれからが旬です。シャキシャキして、炒め物や味噌汁に入れるとおいしいですよ」(佐野さん)

旬のものはその時期だけしか味わえないおいしさがあるのですね。他のエンドウ類はどうでしょうか。

ビタミンA、B、Cが豊富

「『スナップエンドウ』は1970年代にアメリカから導入された品種で、ペタンとしたサヤエンドウに比べて少しふくらんだ形をしています。サヤに甘味があり、パリッとした食感が楽しめるエンドウです。『サトウザヤ』は一般的なサヤエンドウより糖度が高いので、その名が付けられています。見た目はサヤエンドウより実がふっくらしていますが、スナップエンドウより皮が薄いのが特徴です。これからが旬です」(佐野さん)

サヤエンドウをはじめとするエンドウ類には、抗酸化作用のあるビタミンC、細胞へのエネルギー供給に欠かせないビタミンB群が含まれます。また体内でビタミンAに変わるβカロテンも豊富で、発育を促進したり、肌の健康を維持する効果があるそうです。緑色が鮮やかなエンドウ類は食卓を春らしく華やかに彩ります。旬の味をたっぷりいただきましょう。