中小企業調査「6月末まで」6割 コロナ終息遅れで経営危機の恐れ

新型コロナウイルス感染拡大がいつまでに終息すれば経営的に乗り切れるか、3月末に中小企業に聞いたところ「3月末」から「6月末」との回答が計6割に上ったことが26日、エヌエヌ生命保険(東京)が実施した全国の経営者への調査で明らかになった。感染が早期に収まらなければ相次いで経営危機に陥る恐れがある。外出自粛などで観光業や飲食業など幅広い業種の売り上げが急減しており、担当者は「運転資金の需要が高まっている」と指摘している。

 回答は「4月末」が20.3%、「5月末」は16.6%、「6月末」が15.5%で続いた。「3月末」も含め「6月末」までが計59.5%に上った。