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フリーランスや自営業者だからできる、 60歳から年金受給額を30万円増やせる方法とは

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新型コロナウイルスの影響で、イベントは中止、飲食店の休業など、自営業者やフリーランスにとっては、この収入減は死活問題です。

しかも、自営業者・フリーランスの方々は、雇用保険や厚生年金がありませんので、自衛策を講じておく必要があります。どうしても、社会保障に関しては弱い立場になってしまいます。

また、老後資金についても、フリーランスや自営業者は、国民年金しかありません。

国民年金は、満額支給でも78万1700円(2020年4月)ですから、月額にすると、約6万5000円です。この金額では生活ができないことは言うまでもありません。自助努力で老後資金を頑張って準備する必要があります。しかし、老後資金をうまく貯めることができず、50代後半の人は、もう手遅れでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。今回は、フリーランスや自営業者が、60歳からできる最強の年金の増やし方を解説しましょう。


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任意加入して国民年金を増やす!

老後資金の準備は、60歳からだと手遅れだと思っている人が多いのではありませんか。老後のことなんて考えたくないなんて、思考停止になっていてはダメです。60歳からこそできる方法があるのです。

まず、国民年金(基礎年金)を増やしましょう。

国民年金とは、20歳から60歳までの40年間、加入が義務づけられています。しかし、実際は大学生だった期間は納付していなかったりして、40年間満額納付している人は少ないのではないでしょうか。

60歳以降も任意加入をして、国民年金を満額にすることができます。

国民年金の保険料は、全額所得控除になる!

例えば、65歳までの5年間、任意加入した場合で考えてみましょう。

国民年金の保険料は、月額1万6,540円(2020年度)です。5年分の総額は、99万2,400円です。65歳からの受取額は、年額9万7,713円アップします。

65歳から75歳の10年での増額総額は、約97万7,000円です。と言うことは約10年で、ほぼトントンになります。75歳以上長生きをすると、それ以降がどんどん得をしていくということになります。

さらに、フリーランス・自営業の強みがでます。それは支払った保険料の全額が所得税控除になるのです。所得税が10%の方ならば、所得税10%+住民税10%で、合計20%の税金が戻ってきます。5年間の控除総額は19万8,480円です。

ということは、損益分岐点も下がりますので、約73歳(約8.1年)で、ほぼトントンになるのです。

お得倍増の3つの裏ワザを紹介!

さらにお得ワザを3つ追加することができます。

その一つ目が付加年金を追加することです。

付加年金とは、月額400円を納めると、受取額が増えます。受取額の計算は「付加年金保険料納付月数×200円」です。つまり2年で元が取れる仕組みなのです。

二つ目のお得ワザは、国民年金の保険料を前納すると割引になります。

前納には、6か月前納、1年前納、2年前納があり、割引金額が違ってきます。口座振替と現金納付でも割引金額が違ってきます。最大約1万5,000円の割引になります。さらにクレジットカードが使えるので、ポイントを付けることができるのです。これを利用すると、さらに損益分岐点も下がります。

三つ目のお得ワザは、増額になった年金の繰下げ受給をして受給額を増やすことができます。

繰下げ受給をすると受取額が年8.4%の増額になります。70歳まで繰り下げると42%の増額になるのです。金利で考えるととてもお得ですね。

いかがですか、国民年金の任意加入に、3つを組み合わせて使うとお得感倍増ですね。

国民年金基金も全額所得控除になる!

国民年金の任意加入でさらに得する方法があります。それは国民年金基金を使うのです。

会社員が年金の「二階建て部分」は厚生年金です。自営業者・フリーランスの「二階建て部分」にあたるのが、この国民年金基金です。

基本的には、20歳から60歳までの方が加入できます。しかし国民年金の任意加入している人は、60歳から65歳まで加入することができます。掛金の上限は6万8,000円です。

加入は、口数制で終身型年金型と確定年金型があり、年金額と種類は自分で選択ができます。

年金のための制度ですし、長寿が当たり前になってきたので、確定型ではなく終身型を選んだ方がいいでしょう。(注:国民年金基金は付加年金と併用の申し込みはできません)

そして、掛金は全額所得控除になります。ここでもフリーランスの強みが発揮されます。

支払い額と受取額のシミュレーション

実際の金額を出してみましょう。

男性60歳。終身型(保証期間なし)で、月額の掛金は6万6,745円で、払込総額は400万4,700円です(掛金の上限は6万8,000円ですが、口数の関係でピッタリになりません)。

65歳からの年金額は21万円になります。

75歳までの年金受取総額は210万円、85歳までの年金受取総額は420万円です。ということは約19年でほぼトントンになるという計算です。国民年金の任意加入よりは効率が悪くなります(国民年金の方は半分は、税金が肩代わりしてくれるのでとてもお得になっています)。

嬉しいのが全額所得控除になるので、所得税が10%だと、所得税・住民税あわせて年16万1,869円の税金が戻ってきます(5年分だと80万940円)。

まとめ:年金が約30万円の増額になる!

60歳から国民年金の任意加入と国民年金基金の両方に加入した場合を整理してみます。 60歳から65歳までの払込総額は、国民年金99万2,400円+国民年金基金400万4700円=499万7,100円

60歳から65歳までの控除総額は、国民年金19万8,480円+国民年金基金80万940円=99万9,420円

65歳以降の年金増額は、国民年金9万7713円+国民年金基金21万円=30万7,713円

つまり約500万円の保険料を支払って、100万円の控除があるので、実質の支払総額は400万円を支払って、年金の受取額を年間約30万円増やすことができるということです。

年金は終身ですので90歳まで生きていたら、30万円×25年=750万円になります。

こう考えると、年金を増やすことを考えた方が賢いと思いませんか。