「半島同盟」特産品PR 釜石・尾崎、気仙沼・唐桑など移住の若者がオンラインショップ開設

岩手県釜石市の尾崎半島や宮城県気仙沼市の唐桑半島の特産品を販売するオンラインショップ「半島商店」がオープンした。能登半島(石川県)、大隅半島(鹿児島県)を加えた全国4カ所の半島で暮らす若者10人が結成した「半島同盟」が企画。新型コロナウイルス感染症の影響で販売先が減少した生産者を支援する。

 半島同盟は昨年6月、都市部から移住した女性を中心に結成された。半島を意味する英語「peninsula」とU・Iターンを掛け合わせた造語「ペンターン女子」として活動し、半島の魅力をPRするイベントを企画している。
 今年は半島を巡るツアーの開催を検討していたが、新型コロナの感染拡大を受け断念。代わりに半島の商品を取り扱うオンラインショップを開設し、全国に半島ファンを増やそうと起案した。
 ショップには、メンバーが薦めるそれぞれの半島の商品が並ぶ。尾崎半島の塩蔵ワカメや能登半島の殻付きカキなどの海産物をはじめ、大隅半島のウナギや黒毛和牛と品ぞろえも豊富。季節ごとに旬の食材を追加する予定だという。
 同盟のメンバーで、2018年9月に東京から釜石市に移住した会社員城守理佳子さん(26)は「半島ごとに違った特色を楽しめる。特産品をきっかけに半島に興味を持ってほしい」と話す。
 注文は半島商店のホームページ限定。アドレスはhttps://peninsulaun.theshop.jp/