「小泉今日子」が赤旗1面に登場

政治ジャーナリストの山村明義氏は、

「芸能人が政治的な発言をすること自体は問題ありません。当然のことですが、誰がどんなことを言おうと、日本では言論の自由が保障されているわけですから」

 としつつ、こう釘をさす。

「一方、影響力のある芸能人を、政治の側が利用しようとするのも当然の戦略です。小泉さんのように反政府的なことを言えば、野党はそれを上手く使おうとする。政治的な発言をするのであれば、その覚悟を持った上で行うことが必要だと思います」

 近年の小泉は俳優の豊原功補との不倫を公言し、大手プロダクションのバーニングとも袂(たもと)を分かつなど、「覚悟」を決めたようにも映る。最近は専らプロデューサー業に力を入れているが、必ずしも順風満帆ではないという。なんてったって元アイドル、スポットライトが恋しくないはずがない。畢竟(ひっきょう)、彼女の覚悟の先には次のような道が……。

 芸能リポーターの城下尊之氏がこう見立てる。

「小泉さんが政治的な発言をするのは『新しいキョンキョン像』を模索しているからだと思います。赤旗への登場はまさに彼女の新しい一面。これをきっかけに、参院選に出馬してほしいと持ち掛けてくる政党も出てくるでしょうね」

 赤旗に会えてよかった?

「週刊新潮」2020年6月18日号 掲載