ユアスタを埋め尽くせ!! ベガルタ仙台が応援Tシャツ発売

サッカーJ1仙台が、ホームのユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)の客席を彩るグッズ販売に力を入れている。6月の縫いぐるみに続き、3日には応援Tシャツを発売。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で入場制限が伴うスタジアムの座席に着せ、選手を後押しする。
 Tシャツは、上限付きで観客を受け入れる18日~8月19日の6試合で全て違う絵柄を用意。チームカラーのゴールドをイメージした山吹色を基調に、紺色でデザインした。多数の参加を促すため、試合のチケットと同程度の2750円に抑えた。1試合当たり9000枚を上限に販売し、試合後は購入者に届ける。
 1万9694人収容のユアスタ仙台は感染予防のため、8日の浦和戦を除く今月の2試合は約3400人、8月の4試合は約9400人が観客数の上限となる。
 仙台の昨季の入場料収入は6億1500万円と総収入の4分の1近くを占め、大きな落ち込みは必至。ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)で空けざるを得ない客席をグッズで埋めることで、少しでも減収の穴埋めにつなげたい考えだ。
 担当者は「来場できないサポーターの思いを形にし、チームの後押しになるように企画した。再びスタンドを埋め尽くすことができる日が来たら、応援Tシャツを身にまとって声援を送ってほしい」と協力を呼び掛ける。