地場産品の販路開拓を目指しオンライン商談会 石巻

石巻市6次産業化・地産地消推進センターは28日、市内の中小事業者の販路開拓に向けたオンライン商談会を開いた。新型コロナウイルスの影響で対面による商談の機会が減った事業者を支援しようと、初めて実施した。
 水産加工販売など8事業者が、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用して参加。県内で農産物直売所「あじわいの朝」を10店舗運営する「おてんとさん」(大崎市)に自社商品をPRした。
 石巻市鮎川浜の水産加工販売「潮(しお)風(かぜ)商店」の斎藤恭子さん(53)は、センターに出向いてオンライン商談に臨んだ。金華山周辺の養殖ワカメや牡鹿半島産のヒジキを使った3商品の特徴や魅力を、おてんとさんの担当者に説明した。
 斎藤さんは「互いに顔が見られ、対面での商談と比べて違和感はなかった。移動時間もかからず、今後は積極的に活用したい」と話した。