仙台80代3人感染 クラスター施設、計10人に 宮城は計168人

仙台市は2日、新たにいずれも80代の男性1人と女性2人が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。市がクラスター(感染者集団)と認定した台原デイサービスセンター(青葉区)の利用者。1人は無症状、2人も重篤ではない。市内の感染確認は計130人、宮城県内は計168人となった。
 市によると、女性2人は7月30日に感染が判明した80代女性利用者の濃厚接触者。最近は27日に3人の利用が重なった。女性のうち1人は30日にせきや喉の痛みがあった。濃厚接触者は同居する子ども1人。もう1人の女性は31日に発熱とせきの症状があった。同居する子どもの家族3人を濃厚接触者と特定した。
 80代男性は30日に感染が確認された80代男性利用者の濃厚接触者。最近は23日に利用が重なった。無症状だが、31日に濃厚接触者と判明し、8月1日に帰国者・接触者外来を受診した。妻が濃厚接触者。
 デイサービスセンターの感染者は職員を含む計10人となった。市は利用者と職員、出入り業者の従業員の計56人を濃厚接触者と特定。8人は陽性、42人は陰性と確認され、残る6人は3日以降に結果が判明する。