仙台フィル、無観客コンサート配信 医療従事者支援に寄付

仙台フィルハーモニー管弦楽団による「日立システムズ エンジョイ!クラシック」コンサート(河北新報社など主催)が30日、仙台市青葉区の市青年文化センターで開かれた。
 日立システムズ(東京)の東日本大震災の復興支援活動の一環。新型コロナウイルスの感染予防のため、無観客となりオンラインで無料配信された。
 仙台フィルの角田鋼亮さんが指揮し、エルガー「愛の挨拶(あいさつ)」、ワーグナー「ジークフリート牧歌」などを演奏。美しく豊かな調べが響き渡った。
 終演後、コンサートマスターの西本幸弘さんは「無観客で不安はあったが、仙台フィルらしい音が出せた」と振り返った。
 公演は9月27日午後4時から東北放送ラジオで放送されるほか、9月末までの予定で動画投稿サイト「ユーチューブ」の東北放送公式チャンネルでも視聴できる。視聴回数に応じた金額が、震災復興や新型コロナに対応する医療従事者支援に寄付される。