元楽天投手で日本一メンバーの長谷部氏、球団職員からパン屋に転職「お世話になった東北で恩返し」

元楽天投手で日本一メンバーの長谷部康平氏(35)が、球団職員を経て、8月1日にオープンしたLA・PAN(ラ・パン)仙台本店の店長として、新たなスタートを切った。 【写真】撮影時のみマスクを外して対応した、元楽天の長谷部氏  「東北人の人柄に魅了され、仙台に永住することを決めました。これまでお世話になった分、今度は東北に恩返しする番だと思っています。おいしいパンを東北に広げる。そんな思いで今はパン屋をやっています」  仙台駅東口から徒歩約4分、高級なクリーミー生食パンのみを扱う人気店で、接客業務や店舗の運営などを行っている。商品はSサイズ(440円)、Mサイズ(660円)、Lサイズ(880円)、いずれも税込み価格となっている。  同パンについて「耳まで柔らかいのが特徴です。世界中から選び抜いた小麦粉を使用し、生地には厳選された数種類の乳製品と、ハチミツをブレンドしています。コクが深くて、香り豊かで、シルクのようなくちどけでクリーミーです」とPRした。  同パンを食した、楽天・岡島豪郎(たけろう)捕手(31)は「驚くほど柔らかくて、いままで食べたことのない食感でした。本当においしくて、嫁さんも大好きなんです」と目を見開いた。  長谷部氏は2016年に現役引退し、球団に残り営業職に就いた。「野球以外の世界を見たいと思っていました。楽天の営業職もその一つで、3年間でしたが、本当にいい経験をさせてもらいました」と明かした。  08年大学生・社会人ドラフト1巡目で入団。13年は24試合に登板し、1勝1敗、3セーブ、10ホールド、防御率1・83で、球団初のリーグ優勝、日本一制覇に貢献した。