内湾からにぎわい発信 気仙沼「ハーバーマーケット」
宮城県気仙沼市の内湾地区で3日、東日本大震災の津波で被災した内湾ににぎわいを創出しようと「けせんぬまハーバーマーケット」が初めて開催された。
気仙沼湾の遊覧船乗り場周辺に整備されたスペースに、水産加工品や菓子、市の観光キャラクター「ホヤぼーや」グッズなどを販売する18ブースが並んだ。
気仙沼ホルモンやメダカすくいのブースが人気を集め、前橋市の店舗が販売するローストポーク丼にも行列ができた。家族で訪れた気仙沼市の主婦千葉結美さん(32)は「海を眺めながら、子どもとゆっくりグルメを楽しめていい」と話した。
主催した市物産振興協会の加藤由明主任(54)は「予想以上の人出に手応えを感じた。気仙沼の顔となる場所で、今後も多様な店舗を集めて地元の魅力を発信していきたい」と話した。
次回は来年3月の開催予定。今後は規模を拡大し、半年ごとの定期開催を目指すという。