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賢治が聴いた楽曲を新録 仙台のミュージシャン

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岩手県花巻市出身の詩人・童話作家、宮沢賢治が作品中に取り上げた音楽を、仙台市のミュージシャン井上英司さん(47)らが新たに録音し、CD化した。井上さんたちは「賢治がどのような歌を聴いていたのかを知ることで、作品から新たな世界が見えてくるのではないか」と期待している。
 タイトルは「宮沢賢治ソングブック『ポランの広場』」。賢治と音楽との関わりを研究している仙台市の元ジャズバー経営、佐々木孝夫さん(72)が企画構成し、編曲の井上さんと共同制作した。
 童話「ポランの広場」に出てくる「牧者の歌」(スピルマン作曲「アフトン川の流れ」)や、童話「セロ弾きのゴーシュ」に登場する曲「印度(インド)の虎狩り」の元歌とされるエバンズ作曲「印度へ虎狩りに」などが、賢治作曲「星めぐりの歌」などと共に全15曲収録されている。
 佐々木さんは以前、賢治が聴いていた曲をSP盤から復刻し集めたCDを制作した。今回は、若い世代も気軽に楽しめる音質とアレンジで、新たに録音した。
 歌は井上さんと栗原市のジャズボーカリスト、MIKAさんが中心となって担当。演奏はピアノ、キーボードが井上さん。さらにバイオリンの佐藤実治さんら仙台を拠点に活躍する音楽家たちが参加した。
 井上さんは「原曲のイメージと賢治の物語の流れ、そして今の人たちに聴いてもらうという3点のバランスに注意し、自分なりの音楽を作り上げた」と話す。
 佐々木さんは「童話を読んで『印度の虎狩り』という曲名は知っていても、実際に聴いた人は少ない。賢治が身近に感じられるのではないか」と強調する。
 価格は2640円。通販サイトのほか、仙台市宮城野区のギャラリーチフリグリで販売している。連絡先はチフリグリ022(290)6302。