7月17日に海開き 相馬の原釜尾浜海水浴場 対策協が決定、感染予防徹底

相馬市の原釜尾浜海水浴場は七月十七日に海開きする。十七日に市内で開かれた同海水浴場対策協議会で新型コロナウイルス感染予防対策を含めた今季の運営方針を決めた。

 今季は八月二十二日まで開設する。時間は午前九時から午後四時まで。七月十七日は午前九時から海開き・安全祈願祭のみを行う。海の家は三~四店が出店を検討している。

 同海水浴場は昨季、コロナ禍で県内外の海開きが見送られる中、感染症対策を取って開設。三十五日間で計一万八千百五十三人が訪れたが、大きな混雑や混乱はなかった。

 今季も、場内放送と巡回で密集回避やごみ持ち帰りなどを注意喚起し、不特定多数が使うシャワーやトイレなどの消毒も徹底する。海水浴客が集中した場合は駐車場を閉鎖し入場制限する。海の家にも協力を求め、換気徹底や利用客への「黙食」呼び掛け、順番待ちや食事の際に十分な距離を確保するよう工夫してもらう。緊急事態宣言発令など感染拡大の状況によっては開設中止も検討する。

 立谷耕一同協議会長は「浜の駅松川浦の開業や相馬福島道路の全線開通などで、今季は多くの来場が見込まれる。感染対策をより強化して運営していきたい」とし、関係者に理解と協力を求めた。