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不燃性・抗ウイルスの内装材開発 仙台駅東口「ダテリウム」に採用

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化粧板製造業の徳正合板(山形市)が、不燃性と抗ウイルスの機能を併せ持った内装壁面材を発売した。厳格な防火基準が求められる公共施設などの整備に地元産木材を導入しつつ、新型コロナウイルス対策も進める官民の需要を想定。1本の原木から切り出した無垢(むく)材よりも安価で安全性も高めた商品として、宮城、山形両県を中心に普及を目指す。

 商品名は「モエネオ・ウイルコーテ」。火山灰や鉄粉などを圧縮した火山性ガラス質複層板を加え防火機能を高めた「モエネオ」(2016年開発)、銀由来の抗菌、抗ウイルス塗装を施した「ウイルコーテ」(20年開発)という内装材の自社商品の強みを掛け合わせた。

 厚さは3ミリと6ミリの2種類。防火材料として最も性能の高い「不燃」の国土交通大臣認定を受け、抗菌、抗ウイルス効果も抗菌製品技術協議会(SIAA)に認定された。木目を出すため表装に張る厚さ0・2ミリの「突板(つきいた)」には、重点エリアと位置付ける宮城、山形両県の地元産の木材を発注元の希望に応じて使う。

 「モエネオ」は、仙台市のJR仙台イーストゲートビル1階のイベントスペース「ダテリウム」や、山形県内の県総合文化芸術館「やまぎん県民ホール」(山形市)や自治体庁舎などに採用された。抗ウイルス効果を加えたことで、保育、文教施設や医療介護施設などの需要拡大を見込む。

 徳正恭一専務(30)は「子どもや高齢者が手を触れやすい建具や腰壁に取り入れることで、木のぬくもりに加えて空間の安心感が高まる」と強調。父親の賢一社長(61)は「無垢材よりコストを抑え、地元材を安価に使える。宮城、山形両県の林業の再生や将来の担い手育成の一助になればいい」と話す。

 同社は、平面の化粧板を曲げて加工する「モエネオ・ルーバー」も合わせて発売。防火機能を保ちつつ、複数の細長い棒状の板を平行に並べたルーバー状や、格子状といった立体感のある内装デザインに活用できるという。