住みここちランキング、富谷市が3年連続1位 トップ10に宮城の8自治体

大東建託(東京)は、東北の住民に自分が暮らす自治体の住環境に関する満足度などを尋ねて数値化する「街の住みここちランキング2022」の結果を公表した。トップは3年連続で宮城県富谷市。上位10位には仙台市の全5行政区を含む宮城県内の8自治体が入った。

 上位10自治体と評点は表の通り。①生活の利便性②交通の利便性③行政サービスの充実度④静かさ・治安⑤防災面の安心度―など8分野、59項目の設問に対し、20歳以上がインターネットを通じて0~100点(25点刻みの5段階)で評価した。2019~21年分を含む計3万9382人の平均値を評点とした。

2位は仙台市太白区

 1位の富谷市は生活利便性、行政サービス、親しみやすさ、防災の4分野で1位を獲得。2位の仙台市太白区、3位の若林区はともに交通や生活の利便性に対する評価が高かった。

 上位50位では、宮城県の16市区町が入った。宮城以外の5県のトップは山形県東根市(5位)、岩手県盛岡市(10位)、青森県おいらせ町(12位)、福島県郡山市(18位)、秋田県秋田市(26位)だった。分野別では「物価・家賃」の1位が秋田県美郷町、「自然・観光」の1位が福島県猪苗代町だった。

 宮城の駅周辺地域の順位も公表した。トップは仙台市地下鉄東西線川内駅と国際センター駅のグループ。2位は市地下鉄南北線勾当台公園駅と広瀬通駅のグループ、3位はJR東北線と市地下鉄南北線の両方に駅がある長町と続いた。

 住みここちランキングは居住地選びの参考にしてもらおうと、宮城県など一部自治体を対象に19年開始。20年からは対象を東北全域などに広げて実施している。

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