「仙台牛」「婚活」ダブルでおいしい! 出会いの場提供、ブランドPR兼ねイベント 仙台

仙台牛のPRと男女の出会いの場を兼ねた婚活パーティー「仙台牛コン」が17日、仙台市青葉区大町の複合施設「CROSS B PLUS(クロスビープラス)」であった。宮城県や農協などでつくる仙台牛銘柄推進協議会が共催。募集開始直後に定員がすぐ埋まる人気ぶりで、参加した男女各20人が料理3品を味わい、楽しい時間を過ごした。

 「体を動かすのが趣味です」「料理ができる男性はすてきですね」。意中の相手を探す人でにぎわう会場で、対面した相手と3分間話した後に1品食べ、仙台牛にまつわるクイズに挑戦するのを3回繰り返した。

 料理は内ももにイチゴやイチジクを合わせたタリアータ、リブロースのローストビーフにサラダやチーズを加えてパンに挟んだパニーノ、リブロース80グラムのステーキの順に提供された。

 宮城野区の会社員奥村拓也さん(28)は「肉以外の食材もおいしかった。社交的な人が多くて楽しかった」と話した。青葉区の女性会社員(30)は「食事も婚活もできて一石二鳥だ。ローストビーフが口の中でとろけた」と声を弾ませた。

 参加者は独身の男女で、年齢層はいずれも25~39歳。費用は男女とも3000円。県の「みやぎ結婚支援センター(みやマリ!)」の登録者が対象で、8月25日に応募を始め、翌26日に定員が全て埋まった。

 仙台牛銘柄推進協議会の佐藤潤事務局長は「参加者が積極的に参加しているのを見て、ほっとした。イベントが新たな出会いのきっかけになり、記念日などに仙台牛でぜいたくしてもらえたらうれしい」と願った。

 進行は石巻市出身のタレント本間秋彦さんが務め、会場を盛り上げた。