世界大学ランクで日本トップは東大39位、京大68位…100位以内は2校だけ

【ロンドン=池田慶太】英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は12日、2023年版の世界大学ランキングを発表した。日本の最上位は東京大の39位(前年35位)、2番手は京都大の68位(同61位)で、100位以内に入った日本勢は2校だけだった。アジア勢では中国の清華大が最も高く、前年と同じ16位だった。

 同誌は104か国・地域の1799校について、教育環境や研究論文の引用数などを基に順位付けした。

 1位は7年連続で英オックスフォード大、2位は米国のハーバード大で、上位10校を米英が占めた。このうち7校は米国勢だった。

 一方、100位以内に入った米国勢は計34校で5年前から9校減った。中国勢は同期間に5校増えて計7校となり、存在感を増している。米英以外の地域で順位を上げる大学が増えており、同誌は「米英の大学の力は相対的に低下している」と分析している。