YouTuber収益激減問題、テレビで人気のユーチューバーが解説 「そういうことだったのか」納得の声

TBSのバラエティー番組「林先生の初耳学」(日曜後10・00)などに出演し話題の人気のユーチューバー・セゴリータ三世が、26日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。ユーチューバーの「収益激減問題」を解説した。

 ラファエルやPDS株式会社、ぷろたんなど、登録者数200万人を超える人気ユーチューバーが続々と「収益が減った」「全盛期の1/20になった」と収益減少を告白している。この現象について、セゴは「YouTubeの再生回数収益激減問題!大物YouTuberでは1/20も!?何が起こっているか詳しく伝えたい!【解説】」と題した動画を投稿し、詳しい仕組みを明かした。

 セゴは「ユーチューバーの収益が全盛期に比べると半分以下になっていると、よくニュースになっているんですけど、果たしてどうなのか、自分の場合はどうなのかを話したい」とし、3つの要因を告白。「①今までの広告収入システムが異常であること ②投稿者が激増したこと ③景気に左右されやすい」とポイントを挙げ、それぞれについて丁寧に説明した。

 「①今までの広告収入システムが異常」については、YouTube黎明期にはさまざまな種類の広告がランダムにつけられていたが、現在は年齢層、性別、趣味嗜好などで広告主がターゲットを選択して広告を打てるようになったという。そのために広告効果に変化が生じ、結果、配信側が収益が減ったように感じるとした。続けて「②投稿者の激増」について、「投稿者が本当に増えたんですよ」と吐露。「YouTubeはコスパよすぎんだよね。芸能人でも一般人でも。おしゃべりが上手な人が始めると、結構いけるんですよ。そしてコストかからないでしょ」とし「芸能人の参入が増えて、やっぱり凄いのはトーク力ですよ。僕ら一般人とは全然違うなって凄い思う」と、芸能人の参入によって視聴者が分散したことも要因の一つであるとした。

 また、「③景気」については「広告って、節税になるのよ。決算の時期に合わせて広告収入が増えるというのがあるけど、今そもそも景気が良くないでしょ?」と、広告宣伝費を使う余裕がない企業もあるとして「今は耐え時」と力説。だが、以上を踏まえても、自身の収益は「ずっと一緒」と変化はないという。

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 これには単純な再生回数だけでなく、商品紹介によるアフェリエイトや企業案件などが大きいと解説。「子供向けと大人向けでは、再生回数の意味合いが変わってくる」と、自身の動画は大人の視聴者が多く、自身のリンクから商品購入につながることが多いため、影響は少ないという。また、2022年に自身が紹介したアマゾンのリンクからの売り上げは「1億5000万円」だったというが「今後はどうなるかわからない」として、YouTubeだけでなくYouTubeを生かした収入の柱を複数持つことが大切だと訴えた。

 この動画には「なるほど」「大変勉強になりました」「そういうこと…納得」「食べていけるように稼ぐって本当に大変なんだと思います。逆に私のような主婦でもちょっとしたお小遣いを得られるYouTubeは凄い存在なんだなぁと思っていたりしています」「参入障壁が低い分、多くのライバルが毎年入ってきて常にサバイバルを強いられる…その荒波の中で安定していらっしゃるのはすごいと思います」「アフィリエイトリンクってそんなにすごいのか」「逆に収入が落ちていないって言ってるYouTuberもいますね。エンタメ系がやられてるんじゃないかと?」と、さまざまなコメントが寄せられた。