絶賛!低予算インディーズ作品ヒットのワケ

ラブコメディー映画「恋の渦」(東京・下高井戸シネマで2月1日まで公開)が異例のロングヒットを飛ばし、映画関係者を驚かせている。
 同作でメガホンを取ったのは「モテキ」でも監督を務めた大根仁監督(45)。キャストはまだ無名の若手役者ばかりだ。
“部屋コン”で知り合った20代のチャラ男、草食系男子、ギャル、ブサイク女などの計9人が、下心満載な恋愛、破局、浮気を繰り広げるゆる~い物語。とにかくエロくてゲスの極みと評される。
 インディーズ作品だが、元「AKB48」の前田敦子(22)、お笑い芸人の今田耕司(47)らが絶賛。昨年3月の公開以降、単館ながら大阪や名古屋の主要都市、地方でも次々に上映された。チケットはいずれも完売し、立ち見も出たという。ついには海を渡り、香港映画祭、イタリアのウディネ映画祭への出品が決定した。
 そもそも“突貫工事”で作られた映画だ。
「製作費100万円以下、撮影期間4日間、撮影前日に役者が逃亡するハプニングも発生した」(関係者)
 このドタバタ感はまさに“ザ・インディーズ”。
 だが、前田や今田のほか「ナインティナイン」岡村隆史(43)、綾野剛(32)、生田斗真(29)らが太鼓判を押したという。なぜ、こんなにウケたのか?
「あっちゃんは演技の勉強のためか、撮影現場にまで来ていたそうですが、今田さんや岡村さんは雑誌やラジオを通じて『おもろい!』と称賛。評判が評判を呼び、綾野さんや生田さんら芸能人がお忍びで劇場で鑑賞するほどになった。日常でも“あるある”と言いたくなるような男女の恋愛を描いているから、共感されやすい」(関係者)
 映画不況と指摘されるこの時代、どんな作品がヒットするか分からないものだ。

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Posted by takahashi