芸能プロデューサーがわいせつ容疑 被害少女「200回求められた」

自身がプロデュースするアイドルグループのメンバーの少女にわいせつな行為をしたとして、警視庁は芸能マネジメント会社の代表の男(37)=東京都千代田区=を児童福祉法違反(淫行させる行為)容疑で逮捕し、1日発表した。男は調べに「弁護士に相談してから話す」と話しているという。

 少年育成課によると、男は2020年10月と昨年5月、千代田区のマンションなどで少女が当時18歳未満と知りながらわいせつな行為をした疑いがある。同課は、男が要求に応じなければグループでの立場を失うと少女に思い込ませ、見返りとして花形である「センター」に起用していたとみている。

 少女は、17年に今回逮捕された男に誘われてこのアイドルグループに参加し、デビュー直前の18年2月にメンバーから外された際、「戻してほしかったらキスするように」と迫られた、と同課に説明。以降、19年4月からは男が借りた千代田区のマンションに1人で住まわせられ、22年10月までに200回近く男からわいせつな行為を求められた、と話しているという。その後、グループを脱会していた。(御船紗子)