栗駒山の紅葉、残暑でスローペース 23日からシャトルバス運行

紅葉シーズンを目前に控えた栗駒山(1626メートル)では、木の葉が黄色く色づき始めた。宮城県栗原市内の観光関係者によると、例年9月末から10月初旬に見頃を迎える紅葉は厳しい残暑の影響でややスローペース。今後、寒暖の差が大きくなれば駆け足で見頃を迎える可能性もあるという。

寒暖差で遅れ取り戻す可能性も「山の装備で楽しんで」

 市内の山岳ガイド狩野浩さん(69)は14日、登山口のいわかがみ平から東栗駒山を経由して山頂に至る東栗駒コースを登った。「黄色い葉がぽつぽつと出てきて、山は紅葉の準備に入っている。寒暖差が小さくてまだ足踏み状態だが、条件がそろえば遅れた分を取り返すのではないか」と推測する。

 花山地区から登る湯浜コースも少しずつ葉が黄色に色づく。登山口にある湯浜温泉三浦旅館の三浦千空(ちひろ)さん(34)は「今年は1週間ぐらい遅れるかと思ったが、追いついてきた印象がある。残暑でも軽装で来ないで、しっかり山の装備をして紅葉を楽しんでほしい」と呼びかける。

 紅葉シーズンは毎年、多くの登山客で混雑するため、市は2022年、中央、東栗駒コースの登山口のいわかがみ平駐車場と約3キロ手前にあるいこいの村栗駒臨時駐車場の間で通行規制を始めた。今月23日~10月15日、同様の規制を実施しシャトルバスを走らせる。

 運行時間は午前5時~午後3時半(最終便は午後3時)。料金は環境保護対策の協力金として1人500円。何度でも使用できる期間限定パスポート1000円もある。