トヨタ、軽自動車発売 ダイハツのOEM

トヨタ自動車は26日、軽自動車「ピクシス スペース」を発売したと発表した。トヨタブランドとしては初めての軽自動車で、これにより国内の全乗用車メーカーが軽自動車を販売することになる。
 グループのダイハツ工業の「ムーヴコンテ」をOEM(相手先ブランドによる生産)調達した。エンブレム以外は、ムーヴコンテそのままとした。価格は112万円から。カローラ店とネッツ店を中心に全国211店で取り扱う。
 トヨタは2010年9月に、ダイハツから軽自動車をOEM調達することで合意。3車種で年間6万台を販売するとしており、今回のピクシス スペースが第1弾。今後、ダイハツの「ハイゼット」をベースにした2車種目を投入する計画だが、3車種目についてはまだ決まっていない。
 国内全体の自動車販売は、若者の車離れなどで伸び悩むものの、軽自動車は需要が堅調で国内市場の底上げに貢献している。特に通勤や買い物の足として車が欠かせない地域では、2台目の車として購入されるケースも多く、普及台数が伸びている。
 トヨタ系列の販売店では、低燃費、低価格の軽自動車を品ぞろえに加えたいという要望も強く、グループのダイハツからOEMで調達し、軽市場に参入した。

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Posted by takahashi