あの池上彰を超える? マツコ・デラックスの人気の秘密 (メンズサイゾー)

辛口コメントで知られるマツコ・デラックス(37)が、オリコンの「好きなコメンテーターランキング」で池上彰に次ぐ第2位を獲得した。圧倒的なメディア露出を誇る池上に敗れはしたものの、一昨年まで3年連続トップだったテリー伊藤を抑えての堂々の2位である。
 人気ゲイ雑誌「バディ」(技術と人間)の編集者を経てコラムニストとなったマツコは、2007年ごろから本格的にテレビ出演を始め、情報番組『ピンポン!』(TBS系)での毒舌ぶりが話題に。現在は数々の番組にゲスト出演しながら、生番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)のレギュラーコメンテーターを務め、深夜の冠番組『マツコの部屋』(フジテレビ系)にも出演している。
 スリーサイズオール150cmを自称する破壊力抜群の容姿と歯に衣着せぬ発言で、今や"視聴率女王"と呼ばれるマツコ。その人気の秘密は、単なる毒舌ではなく、視聴者の心の内をズバリと代弁してくれることにある。
 特に女子アナ嫌いは有名で、彼女たちにに対しては毒舌が最高潮に達する。アイドルのようにチヤホヤされる昨今の女子アナに向け、マツコが放った毒舌をいくつか抜粋してみよう。
「女子アナと女性アナウンサーは違う」
(フジテレビ女子アナに対し)「お前ら、ナンバーワン争いしてるホステスくらいに思ってんじゃないのか!?」
(紺野あさ美のテレビ東京アナウンサー内定のニュースを受け)「逆に言うと、モー娘。と女子アナって同じってことよ」
「(女子アナは)金のかからない小奇麗なタレントと同じなわけよ」
「可愛いだけじゃできないけど、可愛いプラスあさましくないとできない。日テレの女子アナなんてほとんどタチ悪いわよ」
 アナウンサーなのかタレントなのか分からなくなっている女子アナの現状に疑問を持つ視聴者は少なくないが、テレビでは誰も指摘しない中、堂々と「ホステス同然」と言ってのけるマツコに支持が集まるのは納得といえる。女子アナを徹底的に斬り捨てながらも「女子アナをこういう風に使ってきたテレビ局が悪い」と、テレビ局批判もする抜かりのなさだ。
 それだけでなく、スポーツ新聞の楽天・田中将大投手のスキャンダル記事を「誰に向けた記事なのか分からない。もうちょっと安くすべきよね。これだけのスペース割いて、これでお金をいただこうなんてふざけてるわね」とバッサリ、共演者の中村うさぎが「フェラチオ」という単語を発したことで「不適切な表現」と司会者が謝罪した時には「なんでも簡単に謝るな!」と激高するなど、その毒舌は全方位に向けられている。
「インパクト大の風貌や的を射た毒舌はもちろんですが、何より本気で怒ってるんじゃないかと思える表情が良いですね。コメンテーターは少し人気が出ると、視聴者の共感を得ようとあざといコメントをするようになったり、お抱えのテレビ局の方針に合わせて発言したりするようになる。それが視聴者にとって不信感につながる。越えちゃいけないラインを冷静に見極めながらも、テレビ局やマスコミに対してまで批判をするという姿勢が『この人は信頼できるコメンテーター』だと感じさせるのでしょう。まだギャラのランクはそれほど高くないですから、しばらくはマツコを毎日のようにテレビで見られる日が続くんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)
 10月13日からは、くりぃむしちゅー・有田哲平と共にMCを務めるトーク番組『有田とマツコと男と女』(TBS系)がスタートするマツコ。テレビ局やマスコミに遠慮することなく、今後も視聴者の心の代弁者としての活躍を期待したいところだ。
(文=ローリングクレイドル)
(※画像は、『アタシがマツコ・デラックス! 』ソニー・マガジンズより)

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Posted by takahashi